映画レビューを英語で読んでみよう!『万引き家族』編

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海外の映画情報サイトに投稿された英語のレビューを題材に、使われている単語やフレーズ、文法について解説するシリーズ(頑張ってシリーズ化できたらいいな……笑)。

今回は、2018年公開の日本映画『万引き家族』のレビューを取り上げます。英語タイトルは『Shoplifters』(万引きする者たち)。

映画レビューを英語学習に使うメリットと、おすすめのレビューサイトについては、こちらで紹介しています。

今回も、Rotten TomatoesIMDbに投稿された一般の人によるレビューの中からピックアップしています。

高評価レビュー

Just wonderful. We thought it was the best movie of 2018 PERIOD! Riveting story, fabulous performances, interesting story and the last 30 minutes will blow you away. Highly recommended.

ただただ素晴らしい。私たちの2018年ベスト映画、以上! 心を釘付けにするストーリー、素晴らしい演技、興味深い話。ラスト30分には圧倒されるはず。ものすごくおすすめ。

period: 以上、おしまい
riveting: 素晴らしい、心を釘付けにする、とりこにする、魅惑的な
fabulous: 素晴らしい
blow (人) away: 感激させる、圧倒させる、びっくりさせる

★「period」は、文末に打つあのピリオド(.)のことですが、このようにスペルアウトして書いたり発音したりして、「以上、おしまい、言いたいのはこれだけ」という意味で使うことがあります。「~でした、まるっ」みたいな感じ。

★「riveting」は、「rivet」(名詞では「鋲(びょう)」、動詞では「鋲を打つ」という意味)の形容詞形。心に鋲を打ち込むイメージですね。

★「blow away」は直訳すると「吹き飛ばす」ですが、そこから「(吹き飛ばすぐらい)感動させる、びっくりさせる」という意味に。くだけた口語表現です。


I’ve been following Hirokazu Kore-eda for over a decade. This film feels like the culmination of the mastering of his craft of filmmaking. Truly an amazing film and my favorite from the past decade.

私は是枝裕和監督の10年来のファンだ。本作は、彼の熟達した映画製作技術の集大成のように感じられる。本当に素晴らしい映画であり、この10年間の中でもお気に入りの作品。

follow: 支持する、信奉する
decade: 10年
culmination: 最高点、絶頂、頂点、極致
mastering: 熟達、精通
craft: 技術、技能、技巧
filmmaking: 映画製作

★「for over a decade」は、訳例ではざっくり訳していますが、正確には「10年以上にわたって」という意味です。


If Capernaum dehumanized poor people, Shoplifters humanized them. Loved every single part of this amazing film. Kudos to Mr. Koreeda!

『存在のない子供たち』が貧困層の人々を非人間的に描いているとすれば、『万引き家族』は人間らしく描いている。この名作のありとあらゆる部分がとても愛おしい。是枝監督に称賛を!

Capernaum: 『存在のない子供たち』(2018年公開のレバノン映画)
dehumanize: 人間性を奪う、非人間的に扱う、機械的な存在にする
humanize: 人間らしくする、人情味あふれるものにする
kudos to: ~に対する称賛

★「humanize」と「dehumanize」は対になる言葉で、「de-」は否定を表す接頭語です。「merit」(長所)⇔「demerit」(短所)、「centralize」(中心に集める)⇔「decentralize」(分散させる)など。

★「kudos to (人)!」は、「~に称賛を」「~に名声を」と呼びかける表現です。ちなみに「kudos」は不可算名詞で、最後の「s」は複数形の「s」ではありません。


What does “family” mean? What if we got to “choose” our family? This masterful film explores these questions and more, all in the shadow of the late capitalist Japanese welfare state. “Shoplifting” is meant in a doubly suggestive sense, applying both to goods and to people. Buoyed by a brilliant cast, this film makes no missteps. It’s one of the finest films of the 2010s.

「家族」とは何か?自分の家族を「選ぶ」必要があるとしたら?この名作は、後期資本主義の日本の福祉国家の影にあるこういった問題を深く掘り下げている。「万引き」という言葉には、ものの万引きと人の万引きという二重の意味が込められている。素晴らしいキャスト陣に支えられた本作は、踏み外した点が一切ない。2010年代の最高傑作の一つ。

what if: もし~だったらどうなるだろうか
got to (= have got to): ~しなければならない
masterful: 優れた腕前の、堂に入った
explore: 探る、探求する、調査する
in the shadow of: ~の影に隠れて、~より目立たずに
capitalist: 資本主義の
welfare state: 福祉国家
meant: mean(意味する)の過去分詞形
doubly: 二重に
suggestive: 示唆的な、暗示的な
apply to: ~に当てはまる、適用される
buoyed by: ~によって支えられる
misstep: 踏み誤り、間違い、失敗

★「(have) got to」は「have to」(~しなければならない)のカジュアルな口語表現です。このように「have」を省略して「got to」だけになったり、「gotta」という略語が使われたりもします。

★「cast」はいわゆる集合名詞で、単数形ですが「出演者全員」をひとまとまりで指しています。個人に焦点を当てる場合は複数形でも使います。同じような集合名詞には、「staff」や「crew」などがあります。

★「fine」は、「I’m fine, thank you.」や「That’s fine with me.」などで使われる「問題ない、大丈夫」という意味が先に浮かぶかもしれませんが、「素晴らしい、見事な、良質な」という、普通以上に良いという意味もあります。ここでは後者の意味。

★「2010s」の「s」は、「~年代」を表します。昔は「2010’s」とアポストロフィー(’)を付けるのが正しいとされていましたが、最近はどちらでもOKのようです。


I think really what drew me into this story the most was the compassion with which all of the characters treat each other. Every decision characters make is driven by a want to make someone else’s life better; even the decisions that might seem wrong or at times disturbing, when viewed through the eyes of our family, makes sense when you think about how they’re used to trying to survive. These people are fighting to be together because they truly believe that they’re each other’s best hope. While this film isn’t exactly about happy things, the way that it is approached is so unbelievably optimistic; even in all these hardships there can be joy and hope. I feel like that message alone makes this movie worth watching.

私がこの物語にもっとも引き込まれたのは、すべての登場人物がお互いに接するときにもっている思いやりだと思う。彼らの行う決断はすべて、誰か他の人の人生をより良いものにしたいという欲求に突き動かされたものだ。私たちの家族の目を通して見れば、間違っているように思えたり、時には心がざわつくような決断でも、彼らが日頃からいかにしてなんとか生きていこうとしているかを思えば理解できる。彼らが必死で一緒にいようとしているのは、彼ら自身がお互いにとっての希望の星だと本気で信じているからだ。この映画は必ずしもハッピーな物事を描いたものではないが、そのアプローチの仕方は信じられないくらい楽観的で、どんな困難な状況でも喜びや希望があり得るということを示している。そのメッセージだけでも、この映画を観る価値があると思う。

draw (人) into: (人) を~に引き入れる、引き込む
compassion: 思いやり、哀れみ、同情
driven by: ~によって動かされる、引き起こされる
disturbing: 心をかき乱す、不安にさせる、不穏な
make sense: 意味をなす、筋が通っている、理解できる
be used to ~ing: ~するのに慣れている
best hope: 一番の希望、最大の期待
not exactly: 必ずしも~ではない
optimistic: 楽観的な、楽観主義の
hardship: 困難、困窮
worth ~ing: ~する価値がある、~するに値する

★「want」は動詞で使うことが多いですが、2文目の「a want」(欲求、望み)のように名詞で使うこともあります。

★2箇所に出てくるセミコロン(;)は、強い関連のある2つの文をつなぐのに使われます。前後の文の関係性は、並列であったり、後の文で前の文を補足したり、原因や結果を説明したりとさまざまです。ここでは両方とも、後ろの文で前の文の内容をさらに深く掘り下げて説明しています。


The cinematography and acting were top notch. The creator did an amazing job making you feel like you’ve known each character for years and making you feel for all of them. I love movies that make you think. When the screen faded to black with Yuri staring out at the city, it forces you to sit there and sort out all the thoughts you have about the movie.

撮影技術と演技が最高に素晴らしい。製作者は、観客にそれぞれのキャラクターのことを長年知っているような感覚にさせ、全員に共感させるという偉業を成し遂げている。私は考えさせるタイプの映画が好きだ。ユリが町の方をじっと見つめるシーンからフェードアウトして、スクリーンが真っ暗になったとき、観客はじっと座ってこの作品に対するあらゆる想いを整理しなければという気持ちにさせられる。

cinematography: 映画撮影技術
acting: 演技
top notch(top-notch/topnotchの表記が一般的): 一流の、最高の
for years: 何年もの間、長年
feel for ~: ~に同情する、~に共感する
fade to black: フェードアウトして真っ暗な画面になる
stare: じっと見る、凝視する
force (人) to ~: (人) に~することを強いる、否応なしに~させる
sort out: 整理する

★「with Yuri staring out at the city」は、「with + 目的語 + 補語」のいわゆる付帯状況表現。直訳すると、「ユリが町の方をじっと見ている状態で」。


Without spoiling anything, I’ll say that even in the most long and normal scenes I didn’t feel even a slight of boredom. One of the most heart warming and beautiful films. You can see the beauty of film making in the simplest of shots. The fact that this was one of the last films for the late actress Kirin Kiki makes it much more emotional for me. Thank you for all your hard work, Kirin Kiki and may you rest in peace.

ネタバレなしでいうと、ものすごく長くて何でもないシーンでも、1ミリも退屈に感じることがなかった。もっとも美しく心温まる映画の一つ。この上なくシンプルなショットの中に、映画作りの美しさを見ることができる。先日亡くなった女優・樹木希林さんの晩年の出演作の一つということで、いっそう胸にくるものがある。樹木希林さん、素晴らしい仕事をありがとう。ご冥福をお祈りします。

spoil: ネタバレをする
boredom: 退屈
heart warming (heartwarming/heart-warmingの綴りが一般的): 心温まる
late: 亡くなった、故~
emotional: 感情的な、心を動かす
rest in peace: 安らかに眠る

★ここでは動詞の「spoil」が使われていますが、名詞の「spoiler」もよく出てきます。「spoiler alert」(ネタバレ注意)など。

★「The fact that…」の文は、「Kirin Kiki」までが長い主語で、直訳すると「~という事実が本作(it)を私にとっていっそう心を動かすものにしている」という意味。

★「May + (人/もの) + (動詞の原形)」で、「(人/もの) が~しますように」と祈願の意味になります。「May this year be happy and fruitful.」(今年が幸せで実り多い年となりますように)など。

中評価レビュー

The actors are excellent but the story is a real downer. Anyone looking for a happy ending, forget it. Although extremely well made, I was thoroughly exhausted by the final scene.

役者陣は素晴らしいが、ストーリーは本当に気が滅入る。ハッピーエンドを求めている人は、やめておいた方がいい。非常にうまくできた映画ではあるが、ラストシーンに至るまでに完全に疲れ切ってしまった。

downer: がっかりさせる物事、気が滅入る物事、気分を落ち込ませる物事
extremely: 非常に、とても
thoroughly: 完全に、まったく
exhaust: へとへとに疲れさせる、疲弊させる

★日本語では「ハッピーエンド」といいますが、英語では「happy ending」と「-ing」がつきます。

★「forget it」は直訳すると「それを忘れろ」ですが、相手の行動を止めたいときに「やめとけ、無駄だよ」という意味で使ったり、言いかけたことを取り消すときに「何でもない、今のはなかったことにして」という意味で使ったりと、いろんな場面でよく出てくる表現です。


There’s a lot to be said in favour of Shoplifters. Perhaps the highest praise I can give it is saying it never feels like a film. It looks and sounds like real life, with real people doing real things in the real world. The screenplay might be rambling and vague at times, and there’s a good 20 minutes you could cut out of the runtime, but it’s a tale told with earnesty and dignity.

万引き家族の褒めるべきポイントはたくさんある。おそらく私が言える最高の褒め言葉は、まったく映画を観ている感じがしないということ。実在の人たちが現実世界で本当のことを行っている実話のように感じられる。脚本は冗漫で、たまに曖昧な部分もあり、上映時間のうちゆうに20分はカットできるが、真面目さと威厳をもって語られた物語ではある。

in favour of: ~を支持して、~に味方して
praise: 称賛、褒めること
screenplay: 脚本
rambling: まとまりのない、とりとめのない、要領を得ない
vague: はっきりしない、不明瞭な、あいまいな
at times: 時々、たまに
good (+ 数字): まるまる~の、少なくとも~の 、ゆうに~
cut out: 切り取る
runtime: 上映時間
tale: 物語、話
earnesty (正式にはearnestness): 真面目さ、真剣
dignity: 威厳、品位

★「favour」はイギリス英語の綴り。アメリカ英語では「favor」。

★ここでは「runtime」という言葉が使われていますが、映画の上映時間のことは「running time」ということが多いです。「runtime (run-time)」は主な辞書には「プログラムの実行時間」というコンピュータ用語しか載っておらず、誤用かな?と思ったのですが、Wiktionaryには上映時間の意味も載っていました。
https://en.wiktionary.org/wiki/run_time#English

★「earnesty」という単語が出てきますが、「earnest」の正しい名詞形は「earnestness」です。「honest」→「honesty」など、語尾に「y」をつけて名詞化する単語もあるので、ごっちゃになったのかもしれません。


Irrespective of the slowness of the first half of the movie, in the end, I was deeply touched by discrepancy of words and true feelings of people depicted in the story. It was also a little disappointing that English translations did not fully convey the nuance of some important utterances.

映画の前半はテンポが遅いものの、最後には、物語で描かれる人々の発する言葉と本当の気持ちが違うところに深く感動した。英語の翻訳が、いくつかの重要なセリフのニュアンスを十分に伝えきれていなかったのも少し残念だった。

irrespective of: に関わらず
discrepancy: 不一致、相違、矛盾
depict: 描く、描写する
disappointing: がっかりさせる、失望させる
convey: 伝える
utterance: 発言、発せられた言葉

★「first half」は、「最初の半分」、つまり「前半」という意味。「後半」は「second half」。

★「discrepancy」で2つの物事の違いを表すときは、「discrepancy between A and B」と、「of」よりも「between」を使うことの方が多いです。

低評価レビュー

Artsy-fartsy Japanese drama about a bunch of losers living in a messy home. Not sure why these kinds of movies are always rated high by critics.
Drawn-out, boring and dull. Hated it and would not recommend to anyone.

汚い家に住む負け犬集団に関する芸術気取りの日本のドラマ。なぜこういう映画がいつも批評家から高く評価されるのか分からない。だらだらと長くて、退屈でつまらない。本当に嫌いだし、誰にもおすすめしない。

artsy-fartsy: 芸術を気取った、芸術家気取りが鼻につく
a bunch of: たくさんの~、~の集団
messy: 散らかった、乱雑な、汚い
rate ~ high: ~を高く評価する
critic: 批評家、評論家
drawn-out: 引き延ばされた、長引く
dull: 退屈な、つまらない、さえない

★「artsy-fartsy」は、同じ意味で「artsy-craftsy」「artsy-smartsy」という言い方もあります。


A lot of films set out to win awards, but some are better at hiding that fact than others. ‘Shoplifters’ felt to me like a film trying very hard to check all the boxes in order to win awards. There are some tremendous foreign language films out there. ‘Shoplifters’ isn’t one of them.

賞狙いの映画はたくさんあるが、そのことをもっとうまく隠している映画もある。『万引き家族』は、賞を獲るための項目すべてに必死でチェックを入れようとしている映画という印象を受けた。世の中には素晴らしい外国語映画もいくつかあるが、『万引き家族』はその中には含まれない。

set out to: ~することを目指す、~しようと試みる
award: 賞
check a box: ボックスにチェックマーク(✔)を入れる
tremendous: 素晴らしい、すごい
out there: 世の中には

★「better at ~ing」は「good at ~ing」(~するのが得意)の比較級。直訳すると、「いくつか(の映画)は他よりもその事実を隠すのがうまい」。


I usually can appreciate a slow paced movie. I understand that sometimes they want you to see the nuances of the relationships or the character development. But usually there’s some kind of pay off at the end. This movie felt very anticlimactic, most likely due to the fact that almost everything that unfolds is in the trailer. Okay there are a few secrets that come out during the police interrogation scenes, but otherwise, it all unfolds the same way as in the trailer. The problem is that it unfolds veeeeeryyyy sloooowwwly, and there are many redundant and repetitive scenes. The director wanted to show the relationships, and some of the struggles the working members of the family were dealing with, but it just feels way too drawn out. Especially the time between them discovering the girl was on the news, to when they are finally caught. There didn’t seem to be much sense of urgency or even a sense that they had to be really careful. In fact, they appeared to live almost in the same neighborhood, so I’m kind of surprised that nobody and I mean, nobody, thought about connecting that little girl who was always out in the open, to the missing one.

私はスローペースな映画の良さも分かるタイプだ。ときには人間関係や人物造形の微妙なニュアンスを見せたいという意図があるのは理解している。だが、通常は最後になんらかのヤマ場があるものだ。本作にはかなり拍子抜けした。おそらく、ほぼすべての展開が予告編と同じだからだろう。まぁ警察の取り調べのシーンで明らかになる秘密もいくつかはあるが、それ以外はすべてが予告編通りに展開する。問題は、その展開が信じられないほどゆーーーーーーっくりで、同じようなシーンが何度も繰り返し出てくること。監督は、登場人物の人間関係や、働く家族が抱えている問題を描きたかったのだろうが、いくらなんでも長すぎる。特に、少女がニュースで取り上げられているのを家族が発見してから、最終的に捕まるまでの時間。あまり切迫感がなく、気を付けて行動しなければならないという感じもなかった。実際、ほぼ同じ地域に住んでいるように見えたが、いつも外に出されていたあの少女と行方不明の少女を結び付けて考える人がまったく誰一人としていなかったのはちょっと驚きだ。

appreciate: 正当に評価する、良さが分かる
pay off(名詞の場合はpayoff/pay-offが一般的): ヤマ場、クライマックス、思いがけない結末
anticlimactic: 期待外れの、拍子抜けの
unfold: 展開する、徐々に明らかになる
trailer: 予告編、トレーラー
interrogation: 取り調べ、尋問
otherwise: その他の点では
redundant: 余分な、冗長な
repetitive: 繰り返しの、反復的な
struggle: もがき、苦闘、困難
deal with: 取り組む、対処する
way too: あまりにも~、~過ぎる
drawn out: 引き延ばされた、長引く
sense of urgency: 切迫感、緊迫感
kind of: やや、多少、ちょっと
in the open: 戸外で、誰にでも見られる状態で

★「between them discovering the girl was on the news, to when they are finally caught」の「to」は、学校文法的には「between A and B」と「and」でつなぐのが正しいです。ですが、この文は長いですし、時の流れを表しているので「to」の方が分かりやすいかもしれないですね。


Worst movie I have ever seen, by far. Made no sense whatever. Don’t believe the hype. These reviews must have been fabricated. I would rather shovel dirt for two hours in 100 degree heat than sit through this movie again.

今まで見た中で最悪の映画。しかもダントツで。まったく意味不明。誇大な宣伝を信じちゃだめ。そういうレビューはでっち上げられたものに違いない。もう一度この映画を最後まで観るぐらいなら、酷暑の中で2時間土を掘り続ける方がマシ。

by far: 群を抜いて、はるかに
make sense: 意味をなす、意味が分かる
whatever: (否定文で名詞の後につけて)少しの~も
hype: 誇大宣伝
fabricate: でっち上げる、捏造する
shovel dirt: 泥/土をシャベルですくう
sit through: じっと座って最後まで観る
would rather ~ than …: …するよりは~する方がまし

★「degree」は、普通「100 degrees」(100度)のように複数形で使いますが、このように後の名詞を修飾する形容詞として使う場合は単数形にします(「100-degree heat」とハイフンを入れるのが一般的)。「5 years old」→「5-year-old boy」など。

★ちなみに「100-degree heat」は「100度の暑さ」という意味ですが、華氏ですね。摂氏に換算すると37.8度くらい。どんだけ嫌やねん(笑)